わたしはロランス

モントリオールに住むロランスとフレッドの1989年から10年間の愛の物語です。
ロランスは小説家で国語教師、フレッドは映像制作の世界で働く知的でおしゃれな恋人同士。交際2年目、30歳の誕生日にロランスが「実は僕は女なんだ。間違って男性の身体に生まれて来たんだ」と告白です。そして、今日から自分に正直に生きると宣言します。
彼女はもちろん驚き、ショックを受け、混乱する。しかし、ゲイでもない、レズビアンでもない。男であっても女であっても、君を愛することには変わりはないと言われ、彼の最大の理解者になろうとします。諍い、別れ、再会、そして再びの別れと時の流れます。
1990年代とは性的マイノリティの社会的認知が大きく変わった時代です。
思えば、初めて見た性同一性障害を描いた映画は「ボーイズ・ドント・クライ」(1999)でしたが、見たあと立ち上がれないほどの救いのない暗さは忘れられません。
2012年に作られた映画は、同じ時代を描いていてもずっと軽やかです。
「彼」ロランスを演じるメルヴィル・プポーは、女装しても少しも不自然でない美しさです。ミニのスーツからすらりと延びた足にハイヒールも決まっていて女性より女っぽいです。

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